再住診断士

再住診断士とは

「再住診断士」とは、中古住宅の品質を証明する専門家です。この資格は、一般社団法人日本再生住宅協会によって認定されています。これは民間資格であり、一定の条件を満たす個人に付与されます。

再住診断士の業務内容は主に3つあります。

1つ目は「再生住宅診断」の実施です。中古住宅の全体的な劣化状態や欠陥の有無、リフォーム状況を目視でチェックし、協会が定める「再生住宅基準」に適合しているかどうかを診断することです。

2つ目は「住宅ソムリエ講習」の実施です。当協会が発行するテキストをベースに老若男女問わず、住宅について学べる機会を再住診断士が提供します。

3つ目は「案内同行」の実施です。リフォームやクリーニングが施されていない中古住宅に、再住診断士が同行し、中立的な立場から対象の中古住宅に対して、リスクやリフォームのアドバイスを行います。

住宅市場には質の高いリフォームを施された中古住宅が数多く存在しますが、その品質を確かめるための制度はこれまで存在しませんでした。そこで日本再生住宅協会は再生住宅基準を設け、再住診断士による診断を通じて、リフォームされた中古住宅を「再生住宅」として認定し、その品質を証明するシステムを確立しました。

これにより、消費者は品質の高い住宅を一目で識別し、安心して住宅購入を行うことが可能になります。 再住診断士は、住宅市場における信頼性と透明性を高める重要な役割を果たしています。

再住診断士の資格要件・業務内容

■2 級再住診断士:以下の要件を満たす者
┗一級建築士、ニ級建築士、木造建築士、建築設備士、建築施工管理技士1 級、建築施工管理技士2 級などの国家資格を有する者

■3 級再住診断士:以下の要件を満たす者
┗建設業の許可を受けた会社で3 年以上の実務経験を有する者(資格不問)
┗宅地建物取引士の資格保有かつ宅地建物取引業の許可を受けた会社で、3年以上の実務経験を有する者
┗住宅ソムリエ上級合格者で、3 級再住診断士講習を受講し、試験に合格することで取得

■有効期限
┗2 級・3 級再住診断士:2 年更新

■業務内容:
┗再生住宅診断及び再生住宅認定証の申請業務、住宅ソムリエ初級・中級・上級講習及び試験の実施、物件案内同行

報酬について

2級再住診断士:診断料 30,000円/件、講習料 5,000円~15,000円/人、案内同行 20,000円/件

3級再住診断士:診断料 30,000円/件、講習料 5,000円~12,000円/人、案内同行 20,000円/件

申込方法・必要書類

■2 級再住診断士:専用の申込用紙へ情報を記入のうえ、FAX ・メール・郵送・お問い合わせフォームにて登録申請を行っていただきます。
┗必要書類:申込用紙、本人確認書類、資格証

■3 級再住診断士:専用の申込用紙へ情報を記入のうえ、FAX ・メール・郵送・お問い合わせフォームにて登録申請を行っていただきます。
┗必要書類:申込用紙、本人確認書類、実務経験証明書(試験免除)、住宅ソムリエ上級証